今回は「【ハンターハンター考察】ルズールスとライスはどこへ消えたのか?第7王子の行方を徹底考察!」として記事をまとめていきます。
第7王子ルズールスと私設兵ライスの二人だけが、継承戦の最中に姿を消しました。
ただ逃げただけなのか、それとも狙いがあってのことなのか。ルズールスはカキン3大マフィアの一角シャ=ア一家の後ろ盾であり、下層社会とのパイプを握る特異な王子です。
しかも連れ出したライスは、本来なら最も信を置きにくい立場の兵でした。
この二つの背景を掘り下げていくと、なぜこのタイミングで動いたのか、なぜライスだったのか、そしてどこへ向かうのかが、一本の線でつながってきます。
ここでは、ルズールスという人物の立ち位置から、その行方を読み解いていきます。
では早速「「【ハンターハンター考察】ルズールスとライスはどこへ消えたのか?第7王子の行方を徹底考察!」をアップしていきます。
ハンターハンター考察|ルズールスはなぜ包囲が固まる前に動く必要があったのか?
【ハンターハンター414話で残った謎(なぞ)①】
ルズールスの部屋で2人を死なせたカンジドル(ベンジャミン私設兵)はハンター協会員のリッジ(色黒の男)と今後戦うと思われるが、もし戦いになったとしたら、今後、他のベンジャミン私設兵もハンター協会員と戦う可能性が出てくる。 pic.twitter.com/LuDQGxyby0— ハンターハンターのなぞについて答えを出す (@hunternazotoku) July 24, 2026
ルズールスが動いたタイミングには、逃れられない必然があったと筆者は見ています。
継承戦の掃討が本格化してしまえば、王子が一人で船内を移動する余地は消えるからです。
ベンジャミン軍が全船へ網を張る前の、ごく短い隙。そこを逃せば、ルズールスは自室で包囲される側に回っていたはずです。
他の王子が事態を測りかねているあいだに支度を整えられたのは、ルズールスが状況の先を読む目を持っていたからにほかなりません。
なぜこの瞬間でなければならなかったのかを掘り下げます。
ルズールスは包囲が完成する前の隙を突いた?
ルズールスの動きは、掃討の網が閉じる直前を正確に突いたものだと筆者は考えています。
継承戦が戦時へ切り替われば、ベンジャミン軍は各区画へ人員を配置し、船内の移動そのものが監視の対象になります。そうなってから動いたのでは、どこへ行っても目につきます。
一歩遅れれば、ルズールスは自室で包囲される側に回っていたはずです。
王子が部屋に押し込められ、身動きの取れない状態で狙われるのが、この継承戦の基本の形でした。ルズールスは、その形にはまる前に外へ出たことになります。
網が閉じる前に抜けた王子と、閉じ込められた王子とでは、その後に選べる手がまったく変わります。
ルズールスがこの隙を突けたことは、生き残りの分かれ目になっていくと筆者は見ています。
ルズールスは非常事態の到来を読み切っていた?
ルズールスが動けたのは、まもなく非常事態が来ると読み切っていたからだと筆者は見ています。
船内の空気が張り詰め始めた段階で、ルズールスは部屋の外の異変を部下から聞き取り、これはただ事ではないと判断していました。
まだ号令が出るより前の見立てです。
この読みの正確さは、ルズールスの立ち回りの巧みさを物語っています。
多くの王子が号令を待ってから動くのに対し、ルズールスは号令の前に備えを終えていました。混乱が始まってからでは遅い、という感覚を持っていたわけです。
発令を読み切っていたのなら、逃げた先での動きも計算のうちだった可能性があります。
ルズールスの読みの深さこそが、身を隠すという難しい選択を成功させた土台だったと筆者は考えています。
ルズールスは自分が狙われやすい立場だと自覚していた
ルズールスが早く動いた背景には、自分が複数の勢力から狙われやすいという自覚があったと筆者は考えています。
ルズールスはマフィアの後ろ盾を務める王子であり、その素性ゆえに以前から警戒の目を向けられてきました。
ただの一王子ではありません。
継承戦の序盤でも、ルズールスは他の陣営から呪いの犯人ではないかと疑われ、救命艇へ誘い出して排除する計画を立てられた経緯があります。
もともと狙われやすい立場にあった以上、船内が戦時へ傾けばその危険が一気に高まるのは目に見えていました。
動かないという選択肢は、はじめからなかったといえます。
狙われやすいと分かっているからこそ、ルズールスは確実に身を隠せる場所をあらかじめ思い描いていたはずです。
この危機感が、逃走の周到さにつながっていったのではないでしょうか。
ハンターハンター考察|ルズールスとシャ=ア一家のつながりが逃走路になる
ルズールスの失踪を読み解く鍵は、シャ=ア一家とのつながりにあると筆者は見ています。
ルズールスはカキン3大マフィアの一角シャ=ア一家の後ろ盾であり、この組織は船の第5層で物資全般を取り仕切る勢力です。
組織の側近タハオが私設兵の軍事顧問を兼ね、上層と下層を行き来できる立場にあるほど、両者の結びつきは深いものでした。
この関係があれば、ルズールスは船内に自分だけの逃げ道を最初から用意できていたことになります。
ほかの王子が持たない、下層へ潜り込むルートです。このつながりが失踪にどう作用するのかを掘り下げます。
ルズールスは第5層を取り仕切る組織を通じて下層へ抜けられる
ルズールスは、船内に他の王子が持たない移動の道を確保していたと筆者は考えています。
シャ=ア一家は第5層で物資全般を取り仕切っており、この組織との結びつきは、そのまま下層社会への通路を意味するからです。
上層のVVIP区画に縛りつけられた王子と違い、ルズールスは下へ抜ける手段を握っていました。
ブラックホエール1号は、上層と下層で生活のすべてが分けられています。
上層の私設兵の目が届きにくい下層は、身を隠すには格好の場所です。
第5層に拠点を構える組織とのパイプを持つルズールスなら、そこに受け入れ先を確保できていたと読み取れます。
逃げ場のない王子が多いなか、ルズールスだけは初めから抜け道を持っていました。
この差が、失踪を単なる逃走ではなく、勝算のある移動に変えていると筆者は見ています。
軍事顧問タハオの存在が組織との結束を裏づける
シャ=ア一家の組長補佐タハオが私設兵の軍事顧問を兼ねている点は、ルズールスと組織の結束を強く裏づけると筆者は考えています。
組織の人間が私設兵の中枢に入り込んでいるのですから、両者は利害を共にする一体の勢力といえます。
しかもタハオは上層と下層を行き来できる立場にあります。
この結びつきがあれば、ルズールスが下層へ動いたときの受け入れは滞りなく進みます。
見ず知らずの土地へ飛び込むのではなく、味方の待つ場所へ向かうことになるからです。逃走の成否を大きく左右する差です。
上層と下層を自在に動けるタハオを通じて、ルズールスは組織との連絡も取りやすい立場にありました。
姿を消したあとも、下層の勢力と連携を保てると読み取れます。組織とのパイプが、ルズールスの生き残りを支える柱になっていくのではないでしょうか。
ルズールスがマフィアの後ろ盾である点が薬の処分につながる
ルズールスが部屋を出る前に薬を処分したのは、マフィアの後ろ盾という背景があってこそ意味を持つと筆者は考えています。
ただの逃走なら、薬をわざわざ片づける必要はありません。
処分すべき薬があったこと自体が、ルズールスの素性を表しています。
見られてはまずいもの、証拠になりかねないものを先に消してから動いたと読み取れます。
麻薬を扱う組織との関係を示す品が部屋に残れば、それがそのまま追及の材料になります。ルズールスは、自分の弱みを断ってから外へ出たわけです。
さらに、この薬の処分には別の狙いも重なっていた可能性があります。
処分の作業に手間取らせることで、部屋に残ったハンター協会員の足止めを兼ねていたとも読めるからです。
証拠隠滅と時間稼ぎ、二つの意味を一つの動きに込めていたとすれば、ルズールスの周到さは際立ちます。
ハンターハンター考察|なぜルズールスは信用しにくいライスをあえて連れたのか?
ルズールスがライスを連れて姿を消した点は、掘り下げるほど不思議に思えてくると筆者は見ています。
ライスはルズールス自身の私設兵ではなく、母である第2王妃ドゥアズルの側から配属された王妃所属兵です。
ドゥアズルは複数の王子を抱える王妃であり、その所属兵は「どの子が王になってもいい」立場にあります。
つまりライスは、ルズールス個人への忠誠がもっとも薄いと見られてもおかしくない相手で、それでもルズールスはライスを選びました。この一見ちぐはぐな選択にこそ、失踪の狙いが隠れていると読み取れます。
ライスはルズールスへの忠誠が薄いとされる王妃所属兵である
ライスの立場を確かめると、ルズールスにとって手放しで信用できる相手ではないと筆者は考えています。
ライスは第2王妃ドゥアズルから送り込まれた王妃所属兵であり、ルズールスが自ら雇った私設兵とは性格が違います。
忠誠の向く先が、ルズールス個人ではないからです。
第2王妃ドゥアズルは複数の王子を抱えています。その母から配属された兵は、どの王子の味方につくとも限りません。
継承戦では、王子私設兵のほうが王妃所属兵より忠誠心が強いとされ、王妃所属兵は監視役に近い立場として警戒されることさえあります。
この点を踏まえると、失踪という秘密の行動にライスを選んだのは奇妙に映ります。
裏切りを避けたいなら、より忠実な私設兵を連れるのが筋であり、それでもライスだったことに、単純な信頼とは別の理由があると読み取れます。
ルズールスは薬の実務を知るライスを必要とした
ルズールスがライスを選んだ第一の理由は、薬の実務に通じていた点にあると筆者は見ています。
ルズールスがマフィアの後ろ盾を務め、麻薬を扱う立場にある以上、逃走にあたって薬の始末や運搬をこなせる人物は欠かせません。
ライスは、その実務を担える数少ない一人でした。
忠誠の薄さという弱点があっても、実務の能力がそれを上回れば連れて行く価値はあります。
逃走の目的が薬をめぐるものであれば、なおさらです。
腕の立つだけの護衛では、この役割は果たせません。
ルズールスは、忠誠より実務を優先した選択をしたと読み取れます。
処分すべき薬があり、その薬に通じたライスを連れて消えた。
この二つが重なると、ルズールスの逃走が薬と切り離せないことが見えてきます。
ライスは、その目的の実行に不可欠な人物として選ばれたのではないでしょうか。
忠誠の薄いライスを連れたこと自体が布石だった可能性がある
ルズールスがあえて忠誠の薄いライスを連れたことに、別の狙いを筆者は見ています。
信用しにくい相手を選んだのが失策ではなく、計算の結果だとすれば、そこには裏があるはずだからです。ルズールスは、意外に慎重で疑り深い一面を持つ王子でもあります。
一つの読みは、ライスを連れ出すこと自体が周囲の目をそらす動きだったという見方です。
忠誠の薄い兵を連れれば、追う側は「王妃側と通じたのか」「別の思惑があるのか」と裏を読もうとします。
この迷いが、ルズールスの本当の狙いを覆い隠します。
もう一つは、薬の処分と絡めた足止めの布石だったという見方です。
ライスに薬の始末をさせ、その作業に周囲の人手を割かせれば、追跡の初動を遅らせられます。
忠誠の薄さという弱点すら、ルズールスは自分の計画に組み込んでいたのかもしれません。慎重で疑り深いこの王子らしい一手だと筆者は考えています。
ハンターハンター考察|ルズールスの守護霊獣は失踪をどう支えたのか
ルズールスの守護霊獣は、失踪を読み解くうえで見落とせない要素だと筆者は見ています。
この念獣は具現化系の操作能力で、昆虫のような姿をしており、標的の欲望を具現化した罠を張り、相手がその罠にハマると効果が発動する半強制型の力です。
ここで注意したいのは、この能力が身を隠すことに直接向いた力ではない点で、罠を張って相手を待つ能力ですから、逃げる場面でそのまま使えるものではありません。
だからこそ、失踪を支えたのは念獣の力ではなく、別の備えだったと読み取れます。
ルズールスの守護霊獣は罠を張る具現化系の能力である
ルズールスの守護霊獣の力は、すでにその大枠が明らかになっていると筆者は考えています。
この念獣は具現化系の操作能力で、標的の欲望を形にした罠を仕掛け、相手がその罠にかかると効果が発動します。
相手の欲を突いて動きを縛る、受け身寄りの力です。
昆虫のような姿をしたこの念獣は、自分から攻めるより、相手を誘い込んで仕留めるタイプの能力だといえます。
罠を張って待つ以上、標的が自ら近づいてくる状況でこそ力を発揮します。裏を返せば、こちらから逃げる場面では持ち味を活かしにくい能力です。
この性質を踏まえると、守護霊獣が失踪そのものを助けたとは考えにくくなります。
罠を張る力は、身を隠して移動する動きとはかみ合わないからです。ルズールスの逃走は、念獣の力とは別の手段で成し遂げられたと読み取れます。
罠を張る能力は身を隠す移動には向かない
ルズールスの守護霊獣が身を隠す移動に向かない点を、筆者は重視しています。
罠を張って相手を待つ能力は、その場に仕掛けを残して発動を待つ性質のものです。逃げながら使う力ではありません。
姿を消して船内を動く場面では、活かしどころが限られます。
もし念獣の力で姿を消せるなら、逃走にこれほどの準備は要らなかったはずです。
しかしルズールスは、戒厳令を予見し、薬を処分し、組織のパイプを確保するという周到な段取りを踏みました。
この準備の多さこそ、念獣の力に頼れなかった裏返しだと読み取れます。
守護霊獣が移動を助けないからこそ、ルズールスは人の手と組織の力を頼ったといえ、念獣に万能を求めず、能力の限界を正しく見極めていたわけです。この冷静な自己分析も、慎重なルズールスらしい判断だと筆者は考えています。
守護霊獣が健在である点はルズールスの生存を示す
ルズールスの守護霊獣が健在である点は、本人の生存を示す何よりの証だと筆者は考えています。
継承戦では、王子の脱落が守護霊獣や継承権の動きに表れます。念獣が消えたり継承権が移ったりした様子がない限り、ルズールスはまだ継承戦に残っています。
継承戦のルールでは、魂が肉体に宿るかぎり継承権は失われません。
守護霊獣が本人と結びついたまま保たれているなら、ルズールスの命は尽きていないと読み取れます。姿が見えないことと、脱落したことは別の話です。
守護霊獣の状態は、ルズールスの安否を測る物差しになります。
念獣に変化がないかぎり、ルズールスはどこかで生きて次の手を練っていると考えられます。
罠を張る力を温存したまま姿を消したこの王子が、いつどこでその能力を使うのかも気になるところです。
ハンターハンター考察|ルズールスの失踪はベンジャミン軍に何をもたらすか?
ルズールスが姿を消したことは、ベンジャミン軍にとって単なる取り逃がし以上の重荷になると筆者は見ています。
居場所の分からない王子を追うには、捜索の人員を割かなければなりません。
その分だけ、他の王子へ向けられる戦力は減ります。
しかもマフィアとの関わりを持つルズールスの失踪は、ベンジャミン軍にとって陰謀を疑う材料にもなり得ます。
掃討の順番が乱れるだけでなく、軍の意識が別の方向へ引っ張られていく。ルズールスの失踪が、ベンジャミン軍の動きにどう作用するのかを掘り下げます。
行方不明の王子は捜索の戦力を割かせる
ルズールスの失踪は、ベンジャミン軍に捜索という余計な負担を強いると筆者は考えています。
居場所のはっきりしている王子なら、そこへ人員を送れば済みます。しかし姿を消した相手は、まず探すところから始めなければなりません。
継承戦は、最後の一人へ絞られなければホイコーロ一族が陥落する構図です。
時間の余裕がないなか、ベンジャミン軍は効率よく王子を削る必要があります。行方の知れない相手を探し回るのは、その効率を大きく損なう行為です。
捜索に人を回せば、その分だけ他の掃討が手薄になります。
ルズールスが自ら候補から外れたことで、ベンジャミン軍は戦力の配分を組み直さざるを得ません。
一人の失踪が、軍全体の動きに無駄を生じさせているのではないでしょうか。
マフィアとの関わりが反逆の疑いを呼び込む
ルズールスの失踪は、マフィアとの関わりゆえに反逆の疑いへ発展しやすいと筆者は見ています。
ただ逃げた王子ではなく、下層の組織とパイプを持つ王子が姿を消したのですから、ベンジャミン軍が裏を疑うのは自然な流れです。
ベンジャミン軍にとって、ルズールスの失踪は都合よく利用できる材料でもあります。
組織と結んで反旗を翻したという筋書きを作れば、ルズールスとその周辺をまとめて追い詰める口実になります。
単独の逃走が、陰謀の一部として扱われかねません。
この疑いが広がれば、ルズールスと接点を持つ勢力も巻き添えになります。
マフィアとの関わりが、ルズールス一人の問題を超えて広がっていく恐れがあります。失踪がもたらす波紋は、ベンジャミン軍の狙いを増やす方向へ働くのではないでしょうか。
捜索への注力がオイト王妃への圧力を和らげる
ベンジャミン軍がルズールスの捜索へ意識を向ければ、その分だけオイト王妃への圧力が和らぐと筆者は考えています。
軍の目が行方不明の王子へ割かれれば、他の場所への警戒はどうしても薄まるからです。
クラピカはオイト王妃と第14王子の護衛に追われる立場にあります。
ベンジャミン軍の圧力が少しでも減れば、その隙は貴重な準備の時間になります。ルズールスの失踪が、めぐりめぐってクラピカ側を助ける形です。
もっとも、これは一時的な猶予にすぎません。
捜索が一段落すれば、圧力は再び強まります。それでも、わずかな隙を突いて手を打てるかどうかは大きな差になります。
ルズールスの失踪が生んだ間が、クラピカにとって思わぬ助けになっていくのではないでしょうか。
ハンターハンター考察|自ら姿を消したルズールスは他の王子と何が違うのか
ルズールスの動きが際立つのは、他の王子と比べてみたときだと筆者は見ています。
継承戦が戦時へ切り替わったとき、王子たちの対応は見事に分かれました。
自室にとどまる者、念空間に籠もる者、護衛に守られる者。そのなかでルズールスだけが、自分の足で船内から姿を消しました。
守られるのでも籠もるのでもなく、外へ出る。
この選択の異質さが、ルズールスという王子の性格と置かれた状況を浮かび上がらせます。
他の王子との違いから、ルズールスの立ち位置を読み解きます。
多くの王子は自室や念空間にとどまった?
継承戦が戦時へ傾いたとき、多くの王子は自分の陣地にとどまる道を選んだと筆者は考えています。
ある王子は騒動を意に介さず自室で過ごし、別の王子は念で作った空間に籠もって出てこない判断を下しました。動かずに守りを固める構えです。
とどまるという選択には、それなりの理屈があります。
守護霊獣や私設兵に守られた自室は、下手に動くより安全な場合が多いからです。慣れた場所で迎え撃つほうが、勝算が立てやすいという考え方もあります。
しかし、とどまることは同時に、包囲される危険を受け入れることでもあります。
ベンジャミン軍が網を張れば、動かない王子は狙いを定められやすくなります。守りを選んだ王子たちが、その受け身ゆえに追い詰められていく展開も見えてきます。
ワブルはクラピカという護衛に守られている?
第14王子ワブルは、自ら動くのではなくクラピカという護衛に守られる立場にあると筆者は見ています。
まだ幼いワブルには、自分で判断して動く力がありません。その分を、クラピカとオイト王妃が肩代わりしています。
守られる王子と、自ら動く王子とでは、生き残りの形がまったく違います。
ワブルの安否は護衛の力量に左右されますが、ルズールスは自分の判断で命運を切り開こうとしています。
同じ王子でも、置かれた状況が正反対です。
この対比が、ルズールスの異質さを際立たせます。
誰かに託すのではなく、自分の足で動く王子は多くありません。
守られるワブルと動くルズールス、二人の対照が継承戦の多様な生き残り方を映し出しているのではないでしょうか。
ルズールスだけが自分の足で船内から姿を消した?
数ある王子のなかで、自分の足で船内から姿を消したのはルズールスだけだと筆者は考えています。
とどまる王子、籠もる王子、守られる王子はいても、単身で外へ抜け出した王子は他に見当たりません。この点で、ルズールスは際立っています。
姿を消すという選択は、逃げ道と受け入れ先を持つ者にしかできません。
第5層を仕切るマフィアとのパイプ、下層へのルート、薬の実務をこなせるライスの同行。これらがそろっていたからこそ、ルズールスは動けました。誰にでも取れる道ではありません。
この異質さは、ルズールスが継承戦のなかで特異な位置にいることを示しています。
守りに徹する多数派とは違う道を選んだ王子が、どんな結末を迎えるのか。ルズールスの動きが、継承戦の行方に思わぬ変化をもたらしていくのではないでしょうか。
ハンターハンター考察|ルズールスは次にどこへ向かうのか?
姿を消したルズールスがどこへ向かうのかは、この考察の締めくくりとして最も気になる点です。
周到な準備と、シャ=ア一家との深いつながりを重ねると、行き先はおのずと絞られてきます。
ただ闇雲に隠れたのではなく、あらかじめ用意した受け入れ先へ向かったと考えるのが自然です。
船内という限られた空間のなかで、ルズールスが確実に身を寄せられる場所はそう多くありません。
これまで見てきた背景を手がかりに、ルズールスの向かう先を読み解いていきます。
ルズールスは第5層のシャ=ア一家のもとへ身を寄せる?
ルズールスの向かう先として最も有力なのは、第5層に拠点を構えるシャ=ア一家のもとだと筆者は考えています。
後ろ盾として関わってきた組織であり、下層で物資を取り仕切る勢力です。
逃げ込む先として、これ以上に確実な受け入れ先はありません。
軍事顧問タハオを通じて、ルズールスは組織と密に連絡を取れる立場にありました。
上層と下層を行き来できるタハオがいる以上、姿を消したあとも連携は保たれていると読み取れます。
見知らぬ土地へ飛び込むのではなく、味方の待つ場所へ向かったと考えるのが筋の通った見方です。
薬の実務に通じたライスを連れている点も、この見立てを補強します。
麻薬を扱う組織のもとであれば、薬の実務に長けたライスの役割も生きてきます。ルズールスは、自分と組織の双方に都合のよい場所を選んだのではないでしょうか。
ルズールスは下層で他の勢力と接触する可能性がある?
下層へ潜り込んだルズールスが、そこで別の勢力と接触する可能性も筆者は見ています。
船の下層には、上層とは異なる思惑を持つ者たちが潜んでいます。第7王子という立場を離れても、ルズールスの持つ情報や組織の力は交渉の材料になります。
継承戦では、複数の勢力が同じ船内で交錯してきました。
シャ=ア一家はすでに幻影旅団と接触しており、下層は思わぬ勢力が行き交う場でもあります。
ルズールスが身を潜めるうちに、別の相手と利害を一致させる展開も考えられます。単身では厳しい生き残りも、味方を増やせば道が開けます。
誰と手を組むかで、ルズールスのその後は大きく変わります。
組織の後ろ盾に加えて新たな協力者を得れば、継承戦での立ち位置も変わってきます。下層という舞台が、ルズールスに思わぬ縁をもたらすのではないでしょうか。
ルズールスの再登場は継承戦の盤面を揺らす
ルズールスが再び姿を見せるとき、継承戦の盤面が揺れると筆者は考えています。
自分の意思で消えた王子が戻ってくる以上、その再登場には必ず何らかの狙いが伴うはずだからです。
ただ生き延びるだけでなく、局面を変える一手を携えて現れると読み取れます。
継承戦は、一人の王子の動向が全体の均衡を左右する構図です。
姿を消していたルズールスが動き出せば、それまでの力関係にずれが生じます。とりわけ第5層を仕切る組織の力を背負って戻れば、その影響は小さくありません。
周到に準備して消えた王子が、無策で戻るとは考えにくいところです。
温存された罠の能力と、組織の後ろ盾を携えたルズールスの次の一手が、継承戦の終盤を動かす引き金になっていく可能性があります。
埋もれがちだった第7王子の存在が、思わぬ形で物語の鍵を握るのではないでしょうか。
まとめ
今週のハンターを読む限りルズールスそこまで頭悪そうに見えないけど、これは部下が先走っちゃったパターンか? pic.twitter.com/4BgqS4PbBi
— みら (@miryaryagi) July 22, 2026
今回は、「【ハンターハンター考察】ルズールスとライスはどこへ消えたのか?第7王子の行方を徹底考察!」として記事をまとめてきましたがいかがでしたでしょうか?
第7王子ルズールスと私設兵ライスの失踪は、継承戦のなかでも際立って計画的な動きでした。
ルズールスは包囲が固まる前のわずかな隙を突き、第5層を取り仕切るシャ=ア一家とのつながりを頼りに、下層へ抜ける道を確保していたと考えられます。
連れ出したライスは、母である第2王妃ドゥアズルの側から配属された、本来なら忠誠の薄い王妃所属兵でした。
それでもライスを選んだのは、薬の実務に通じた替えの利かない人物だったからであり、忠誠の薄さすら計算に組み込んでいたのかもしれません。守護霊獣は罠を張る具現化系の能力で、身を隠す移動には向きません。
だからこそ失踪を支えたのは念獣の力ではなく、組織のパイプと周到な段取りでした。その守護霊獣が脱落を示していない以上、ルズールスの生存はほぼ確実といえるでしょう。
ここで注目したいのは、ルズールスが処分してまで隠したかった薬が何だったのかという一点です。
処分された薬と、あえて連れ出された王妃所属兵ライス、そして第5層に構える組織。
この三つが一本につながったとき、ルズールスの本当の狙いが見えてくるのではないでしょうか。
姿を消した第7王子がどこで再び現れるのか、その動きから目が離せません。
以上、「【ハンターハンター考察】ルズールスとライスはどこへ消えたのか?第7王子の行方を徹底考察!」でした!
